1月24日(金)に発表される今年のセンバツ出場校。
その中で21世紀枠での出場が有力と言われているのが、福島県立磐城高校です。
磐城高校は60年代から90年代にかけて、甲子園に夏7回、春2回出場したことがある古豪です。
昨年の秋季東北大会ではベスト8に入っており、46年ぶりのセンバツ出場が期待されています。
果たして、磐城高校のセンバツ出場はあるのでしょうか?
どんな高校?
磐城高校は1896年(明治29年)創立のとても歴史のある高校です。
福島県を代表する進学校で、かつては浪人をしてまで入学を希望する生徒が多く、
「中学浪人」が問題となったこともあります。
野球部は今年で創部113年目です。
甲子園には夏7回、春2回出場。
最高成績は1971年夏の準優勝です。
この時は”小さな大投手”と呼ばれた田村隆寿さんの力投で勝ち進みました。
OBには日本プロ野球歴代13位の通算2244奪三振を記録した小野正一さんや南海と巨人で活躍した福田昌久さんらがいます。
選考理由
磐城高校がある福島県いわき市は昨年の台風19号で最も被害を受けた地域のひとつです。
ちょうど東北大会が開催されていた時期で、非難する選手もいる中、野球部はベスト8まで勝ち進みました。
また、大会終了後は地域の泥除去やゴミ出しなどのボランティアを行いました。
そのような取り組みと東北大会での成績が総合的に評価され、21世紀枠の東北地区候補に選ばれています。
ベンチ入りメンバー
2019秋季東北大会登録メンバー
※学年は2020年4月からの新学年
1 沖 政宗
3年生/投手/いわきリトルシニア
2 岩間 涼星
3年生/捕手/いわき市立植田中学校
3 小川 泰生
3年生/内野手/いわき市立植田中学校
4 今野 颯良
2年生/内野手
5 首藤 瑛太
2年生/内野手/いわき市立平第一中学校
6 市毛 雄大
3年生/内野手/いわき市立植田東中学校
7 樋口 将平
3年生/外野手
8 草野 凌
3年生/外野手
9 竹田 洋陸
3年生/外野手
10 清水 真岳
3年生/外野手
11 佐藤 綾哉
2年生
12 國府田 将久
2年生/外野手
13 馬上 斗亜
3年生
14 上田 賢
2年生
15 白土 遥也
3年生
16 菅波 陸哉
3年生
17 野田 和孝
3年生
18 栁澤 諄
2年生
19 鈴木 隆太
2年生
スタメン
2019秋季東北大会準々決勝・仙台城南戦
1レフト・清水真岳
2ショート・市毛雄大
3センター・國府田将久
4キャッチャー・岩間涼星
5ライト・樋口将平
6ファースト・小川泰生
7サード・首藤瑛太
8ピッチャー・沖政宗
9セカンド・今野颯良
秋季東北大会の戦績
1回戦 6-0 東海大山形
2回戦 2-1能代松陽
準々決勝 3-6 仙台城南
注目選手
沖 政宗(おき まさむね)
3年生。投手。
東北大会では全3試合に先発し、23イニングを投げ、わずか1失点の好投。
小学生時代には楽天ジュニアにも選ばれたことがあります。
沖政宗(磐城)は楽天ジュニア出身のドラフト候補!名前の由来は?父や身長体重についても!
監督
木村 保(きむら たもつ)
生年月日:1970年
出身: 福島県いわき市
経歴:磐城→東京電機大学
いわき光洋(定時制)や安達東、内郷(現・いわき総合)、須賀川の各高校で野球部の指導に当たられてきました。
2014年に磐城高に赴任し、2015年から監督に就任しています。