北九州高校のドラフト候補・木村仁投手。
福岡の公立校に現れた最速146km/hを投げる剛腕ピッチャーです。
ダイナミックな投球フォームが特徴的。
すでにプロ志望届を提出済で、高卒でのプロ入りを目指しています。
プロフィール
名前:木村 仁(きむら じん)
生年月日:2001年9月16日
出身:福岡県行橋市
身長:180cm
体重:80kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
経歴:行橋市立泉中学校→北九州高校
小中学時代
木村投手は4歳から空手を始め、小学生6年生まで続けていました。
野球を始めたのは中学生になって、軟式野球部に入部してからです。
当時のポジションはサードで、中学3年生の時には県大会でベスト8まで進出しています。
高校時代
中学卒業後は北九州高校に進学。
北九州高校は県立の学校ですね。
卒業生にはホークスで活躍された柴原洋さんがいます。
高校では1年生からピッチャーに転向。
2年夏の北福岡県大会では背番号12でベンチ入りします。
チームは2回戦で強豪・東筑高校を破ると、勢いに乗り、ベスト4まで進出しましたが、残念ながら、木村投手の登板機会はありませんでした。
3年生が抜けた2年秋の新チームでも木村投手は、最初は背番号10でエースではありませんでした。
「悔しかった。自分の実力が足りないと思った」
と、冬場にはダッシュなどを繰り返すなど、毎日トレーニングに励みます。
その結果、体重は2年夏から10kg増加!
球速もアップし、3年春には、ついに背番号1を勝ち取りました。
3年春には右足甲を疲労骨折し、約3週間投げられない時期もありましたが、ケガ明けた直後の広島県遠征では自己最速の146km/hをマークしています。
3年時夏の福岡大会では3回戦で東海大福岡と対戦。
先発した木村投手は3回まではノーヒットの好投を見せていましたが、雨脚がひどくなってきた4回に突然崩れ、2失点。
その後も計9四死球と制球に苦しみ、7回コールド0対8で敗れています。
この試合は、雨の中であまり投げたことがないという経験の無さがもろに出てしまったみたいで、ちょっと不運でしたね。
プレースタイル
木村投手は180cm80kgの恵まれた体格を持つ本格派のピッチャーです。
ワインドアップのダイナミックなフォームから最速146km/hのストレートを投げます。
あまりに豪快な投げ方のため、投げ終わったときに帽子を落とすことも度々あります。
また、木村投手は小学校時代、空手をやっていましたが、
「空手で回し蹴りをするときのキレは投手として腰の回転のキレにつながってると思います」
とその経験が役に立っているようです。
変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップなど。
憧れのピッチャーは、ソフトバンク・千賀滉大投手。
スカウトの評価
オリックス・縞田スカウト
「直球に力強さがある。これからが楽しみだ」
まとめ
木村投手は野球を始めたのは中学から、ピッチャーを始めたのは高校からと遅く、まだ粗削りなところが多いピッチャーです。
その分、伸びしろもいっぱいあります。
ぜひ、育成でもいいのでなんとかプロ入りを果たしてもらって、将来は千賀投手のようなピッチャーへと成長していってほしいですね。